はじめに


年末に予約注文したものの、アースソフトでの年内出荷分に間に合わず、おまけに年明けのリビジョン切り替え時期にあたって目的のブツが届いたのは2月上旬になってしまった。

そのかわり、届いたのはRev.B。
Rev.Aでは、『シャットダウン・スリープ・休止状態のときに、PCI スロットの+3.3V 端子からボードに供給される電圧が 1.0~2.0V』のときに復帰後にボードを認識しなくなるという不具合があり。
限定されたハードでの不具合だとは思し、常時電源オン状態で使用する人にはまったく関係のない話だが、スリープ・休止を多用した省電力運用を予定している身としてはありがたい。
パーツ選定
今回のテーマは『省スペース・省電力』
今まではサブマシンとフリーオ2台の構成で運用していたが、録画のためだけにQuadマシンを動かすのも正直リソースとして無駄が多いと感じていたので、なるべくコンパクトで電気を食わない、録画に専念したマシン構成を。
省電力といことで真っ先に思い浮かぶのがDualコアのAtom330。
これを選択した場合、好みのケースとIntel D945GCLF2を組み合わせるか、適当なベアボーンキットを使用するかの2択になるのだが……。
・前者はPT1に必要なPCIスロットを備え、オンボードLANが1000Base対応という最低限の条件は備えているが、VGA出力がアナログのみ。
・後者はDVI端子を備えているものもあるが、小型化のためにケース自体PCIがなかったり、背の低いロープロファイル用だったりと物理的に不可能なものが多く、LANが100Baseまでだったりドライブベイが2.5インチ1つだけだったり。
とまあ一長一短あり、いっそベアボーンからマザーを取り出して好みのケースに取り付け……とも考えたが、結局Atomにそんなにこだわらなくてもいいんじゃね?と頭を切り替えてみた。
さっそく価格comで最安値を調べ、仕事帰りに秋葉原に遠征。
最近は比較的遅くまでやってる店が多くてこういうとき助かる。

ケース—SST-LC19S-R
CPU—Athlon X2 5050e
メモリ—PC2-6400 2GB×2枚組みセット
M/B—GA-MA78GM-US2H Rev.1.0
HDD—上海問屋セレクト SSD 32GB
CPUファン—Silver Stone SST-NT07-AM2
まずケースを決めた、というかすでに注文して届いていた。
そして条件に合うマザーを検索、このときHDMI端子を条件に組み込む。
さらに省電力CPUを選択。
ケースの高さが低いので、CPUファンは専用のもの以外の選択肢がなかった。
SSDはシステムにしか使わないので32GBで、予想どおりTranscendのTS32GSSD25-Mが入っていた。
HDDは家に余っていた250GBのを持ち出しで使うので購入せず。
OSもライセンスの余っているXP Professionalを使用。
以上、5万でお釣りがくるラインに収まった。

組み込み後。
AV機器との違和感がない(笑)。
内部構造

部品点数の割りにケーブルの取り回しに苦労をさせられた。
特に手前にみえる電源まわりが、ケースを閉めるときにちょっと押しつけないとだめとか、ケース付属のもののわりに工夫が足りないんじゃなかろうか。
ATX12V角型4ピンのコネクタまでの距離が遠くてそのままだとケーブルがぎりぎり、結局ドライブ用の4ピンから変換することになったが、これは仕方ないか。


ファンはヒートシンクを加えても、メモリより少し飛び出る程度の高さしかない超薄型。
これでもケースの上蓋からちょっとしか隙間がない。
大型でそれほど回転数も高くないようなので静かだが、ちょっと夏場の冷却に不安が残るか。
SSDの位置には5インチスリムベイ用のシャーシと、マルチカードリーダーが付属していたが、カードリーダーのコネクタピンがUSBだと思うが謎配置の上に、どうやってもシャーシにSSDを固定できなかったので、まとめて取り外し。
というわけで固定せずにじか置きだがSSDなので問題なし。
まだ若干スペースに余裕があるので、B-CAS用カードリーダーを内蔵することも検討中。
単にコネクタを内部USBコネクタに変換して押し込むだけだが(汗


PCIはライザーカード(というかドータボードとケーブルか)経由で横向きに固定。
PCI Express用のボードも同梱されてるので、VGAの増設も可。
まあ最近は2スロット占有カードが大半なので結構キツそうだが。
この辺りはしっかり固定ができて特に問題がなかった。
ケースを選定する際の条件の1つが、電源がACアダプタであること。
どうしてもエアーフローの効率が悪くなるコンパクトなケースの内部から熱源を1つでも減らしたいというのがその理由。
120Wを供給するものとなるとそれなりの大きさになるが、これでもXbox360のACより1回りぐらい小さい(笑)。
写真で比較したかったが、取り外すのが面倒だったため手近にあったもので代用。
これならもってる人が日本全国にかなりいるからわかりやすいはず!

一番大事な背面部分。
右からS1、T1、S2、T2と並んでいるが、Sはサテライト、Tは地デジの頭文字をそれぞれ取ったものだと思われる。
ここにBSアンテナなどを分岐してつなぐ訳だが詳しくは、セットアップ編で説明予定。
その他
このPCの操作ははW2XWとUltraVNCで別のPCから行うので、物理的なキーボードとマウスはあまり必要ではない。
ただまったくないと困る場面もあるので、余っていたMicrosoftマウスと、これも余っていたBluethoothのドングルを導入。
新たにBluethoothのミニキーボードを購入。
今の時点でAmazonで53%OFFとかなり安くなっていたので購入したのだが、この手のミニキーボードにありがちな頼りないヘナヘナキータッチとは違い、ちょっと前のそれなりの価格のノートPCのようなしっかりとしたキータッチで好感触。
PS3やWindowsMobileでも使いまわせるのもいいが、Bluethoothミニキーボードにはめずらしくちゃんとかな刻印があるのが最高。
使用感
最初テスト段階で地デジx2、BSx2で同時録画を試してみたのだが途中でリブートしてしまった。
CPUからの熱などをケース全体で放熱するのがコンセプトのアルミケースだと思われるが、その時点で全体にかなり熱くなっていた。
そもそも録画専用としては2.6GHzも必要はないと考えていたので、倍率をx13→x11に変更。
その上でBSを同時に2番組とることもないだろうということで、地デジx2、BSx1でテストしたところ今度は問題なかった。
そもそも放送規格の上限レートで録画したとして、15Mx2+24Mx2のストリームが流れる計算になるが、実際はここにSD放送やワンセグ放送などのデータも追加して流れるのでそれなりに最新のHDDでないと厳しいかもしれない。
まあ実際そんなに上限レートぎりぎりまで使う番組は少ないと思う。
ついでに今のHDDがちょっとうるさいので、そのうちVelociRaptorにでも置き換えようかと。
正直なところ省スペースにこだわらなければ普通のmicroATXのケースやベアボーンでいいと思うし、Atom330でも充分で、そうなるとかなり安くあげられると思う。
ぶっちゃけHP Pavilion Desktop PC a6700シリーズなら、OS・光学ドライブ・キーボード・マウスとかついて4万で余裕なのでこれにPT1さすのがいいかな(LANが100BaseまでなのでPCI Express用のボードを増設したいところだが)。
やっぱり基本的に自作は趣味の世界(笑)。
とりあえず2日ほど録画に使用してみたが、スタンバイ・休止から復帰して録画、終了後再び休止まで拍子抜けするぐらい問題なく動いている。
再生も780Gの内蔵グラフィック機能で余裕だけれども、通常はREGZAのネットワーク再生で観られるのであくまでチェック用かな。
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というわけで、次は実際にPT1を運用するまでのセットアップ手順の説明を予定。